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断層雲ぽいのは地震雲ではないようです
画像はウェザーニュースより
> 断層雲ぽいのは地震雲ではないようです
>
> 画像はウェザーニュースより
上の画像を見ても地震雲ではないと断言できないと思うのですが。
それから関連情報は独自のスレでなくとも良いと思います。
衛星画像を見ると、11時位から18時位まで太っい雲が停滞しているように見えます。(夕方、三宅島付近に見えたさざなみ状の雲も気になった。)
天気図を見ても何故この位置に雲が停滞するのかわかりませんでした。
どなたか、教えて下さい。
> 衛星画像を見ると、11時位から18時位まで太っい雲が停滞しているように見えます。(夕方、三宅島付近に見えたさざなみ状の雲も気になった。)
>
> 天気図を見ても何故この位置に雲が停滞するのかわかりませんでした。
地上天気図では解りづらいと思いますが、高層天気図を見ると参考になると思います。11月2日午前9時の、300hPaと500hPa高層天気図を貼っておきます。
※ココからは某所の引用です。
地上天気図に対し、これは上空の大気の状態を表す高層天気図と言われています。
地上天気図との一番の違いは、引かれている線が等しい気圧の地点を結んだ等圧線ではなく、
等しい気圧の高さ・高度を結んだ等高度線であるということです。
地上天気図とは、様々な高さで観測された気圧デ-タを高さ0mに換算して作られている
「等高度面天気図」です。それに対して高層天気図の場合は、ある一定の気圧面、例えば、
700hPa面や850hPa面を考えて、その面の高さ・高度を描きます。
ただ、高度の高い所は気圧が高く、高度が低い所では気圧は低くなるので、地上天気図も
高層天気図も感覚的には同じように見ることが出来ます。
☆ 300hPa天気図(上の図)のポイント
表示されているデ-タは、等高度線、等風速線、代表地点の風向・風速・気温などです。
▼等高度線…9,600mを基準にして120m毎に太い実線で表示。 高度は240m毎に表示。
低圧部中心に「L(Low)」、高圧部中心に「H(High)」が表示されています。
▼気温…等温線は描かれていませんが、6℃毎に気温値が記入されています。
また寒気の中心には「C(cold)」、暖気の中心には「W(warm)」が表示。
▼等風速線…20KT毎に破線で示されています。
等風速線や気温の傾きが大きな場所から「ジェット気流」が流れている場所を把握します。
低気圧の発達や移動とこの「ジェット気流」には密接な関係があるので、その場所を把握するのは
大切なんです。
☆ 500hPa天気図(下の図)のポイント
表示されているデ-タは、等高度線、等温線、代表地点の風向・風速・気温(上)・湿数(下)など。
▼等高度線…5,700mを基準にして60m毎に実線で、300m毎に太い実線で表示。
高度は120m毎に表示。
低圧部中心に「L(Low)」、高圧部中心に「H(High)」が表示されています。
▼等温線…0℃基準に3℃毎(寒候期は6℃毎)に破線で、3℃毎(寒候期は6℃毎)に気温値が
記入されています。
また寒気の中心には「C(cold)」、暖気の中心には「W(warm)」が表示。
とても解りやすい説明ありがとうございました。
青森K様
詳しい説明ありがとうございます。
では、なぜ同じ場所に断層雲風の高層に滞留
する雲があるのか見解があったら聞かせて頂け
ますでしょうか?
等高度面天気図からは、列島のどの場所にももっと
広範囲で帯状雲が発生しても良いように思えるし、
勢力の強い低気圧の配置変化に影響されて動いて
良いと思われるのですが。
地殻変動のエネルギーの影響で滞留するとかは、
ありえませんか?
また、本日は双子低気圧が北海道沖に移動した
昨夜から地震の開放が10件、無感で有感すれすれ
も数多いのですが、気圧変化が地震の誘発に繋が
っていると思いますでしょうか?
参考意見で聞かせて下さい、お願い致します。
寒気の流れが偏西風にぶつかり、その縁に沿うように発生した雲だと思います。北海道北部にある、発達した地上の低気圧の影響もありそうです。
高層に滞留しているように見えますが、時間の経過とともに、偏西風に流されていくのが解ると思います。また、朝鮮半島から千葉県銚子沖まで伸びている時間帯もありますので、部分的な雲ではないと思います。
垂直尾翼さんの画像もそうですが、天気情報サイトの気象衛星画像は、主に赤外線画像を使用しています。赤外線画像は低温部分を雲として映しだしますので、高層の低温の雲は可視画像よりも濃く出ます。
左が赤外線、右が可視画像(色の加工はしてあります)です。
つまり、今回の太い帯状の雲は、地上から見ると、高高度の薄い雲に見えたと思われます。その事は、各地からハロ・幻日・環天頂アーク等の大気光学現象が目撃されている事からも伺えます。
ただ、銚子沖から朝鮮半島までの広範囲ですので、どこかで地震が発生する事は当然あると思います。今回の雲が前兆雲であると断言できる方は、ぜひ、時期、場所、規模を予測し、どこかに記録していただきたいものです。
長々スミマセンでした。
大変解りやすい解説ありがとうございました。
感服しました。
正直、青森Kさんから解説いただけると信じて投稿しました。
今回の解説を参考にこれから雲を見ていこうと思います。
それから、青森Kさんにあやかって次回からケンから山形ケンにハンドルネームを変更します(笑)。
> 垂直尾翼さんの画像もそうですが、天気情報サイトの気象衛星画像は、主に赤外線画像を使用しています。赤外線画像は低温部分を雲として映しだしますので、高層の低温の雲は可視画像よりも濃く出ます。
初耳です.
参考になりますね. ちなみに, 赤外線画像を使っているのは天気情報サイト以外にもあるのでしょうか. 新聞や、私はあまり見ませんけどTVなども赤外線の画像を選択しているんでしょうかね.
参考の画像を見てみると, 写真が鮮明な場合は赤外線の方か可視光線か区別がつく場合もありそうですね.
私はあまり気象図から地震雲を見つけるような事もしませんし, そういった事をしようとする発想もありませんが, 地上から見た雲がどのような気象条件の上で発生しているのかを見分けるために天気図を参考にする時もあるので, 今回の情報はとても参考になりました.
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しかし, 気象予報のためならいざ知らず, 赤外線画像だと 地上から見た実際の雲とまったくちぐはぐな空模様であったりと, 天気予報をしている専門家の気象予報士以外には役に立たないものだといえますね..
青森K様
詳しい解説ありがとうございました。
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