Re: 月輪

> 茨城県県西にて今日の午後９時ごろ撮影しました。１時間ぐらいははっきり見えていたと思います。地震と関係あるか知りたいので解る方教えてください。よろしくお願いします。

このような光学現象が起こる原因は、大気の状態が　通常時と違い、光を拡販させて 観察者まで届いている事によります。

問題は、そのような特殊な環境が　地震のような地球科学的な理由に依って説明されてきたものと関係があるかどうかですが、
いままでの科学史の上では、月の周りに光が拡散するのは 単なる光の性質から来る現象で　特段意味を考える事はない物理学的・光学的な説明で終わっていました。
また、地震も地殻の活動によるものだと 一通りメカニズムについての大まかな説明はなされてきましたが、

まだそれは　現象が起こっている事を説明している　レベルでしかなく、
現象と現象、つまり現象同士が どのような状況の下に それぞれ発生しているのかという説明ではないのです.

西洋の科学でも, この数十年・古くは百年以上前から一部で 分野の違う知識から 具体的に起こっている現象の解決のヒントを得る事はありましたが、
そのような発想は非常に沢山の知識を必要とするため、当然各分野のそれぞれの発見よりは数が少なくなります。

この写真で見られている 現象ですが, この写真からこの現象が確実になんらかの理由に依るものだと説明する事は極めて難しいと思います.
なぜなら, 起こっているメカニズムは光学的にある程度推測ができるものの、
そういった現象が起こる”状況”自体、つまり月輪を見せる大気の状態自体がなぜ発生しているかについては、まだ沢山の原因を全て調べる事が出来ていないのです.

大気の状態を見て、なぜそうなっているのか説明する為には　気象学だけでない幅広い学問の研究に依る知見が正しくそれぞれ考慮されなくてはいけなく、そういった研究をしている科学者は、海外でもまだ珍しい部類に入るのです。

なので, まだ適切な説明はできないでしょうが, おそらくあと数十年の内、近いうちにも何らかの学問的進展が期待できますので、期待して待っていましょう。あ

Re: 月輪

書き忘れましたが、上出孝之氏の地震雲の本を読んだ時の記憶だと、このような光の暈が月・太陽の３〜５倍程度なら普通の現象の範疇にはいるだろうが、10~15倍、さらにそれを超えるようなもので、具体的には山に届くような印象を持つものなどは、非常に地震の前兆や火山のそれなどの可能性が高いと指摘されていたと　覚えています。

あくまで氏の経験則のはずですが、しかしこれは中国の気象観測の系統の学問でも色々なところで出てくるような話でもあるので、
暈が大きすぎるような状況は　通常考えにくいような原因があるのかもしれません。

ただ、中国の古い学問では 現象の予測や説明については精度が高いと評価できるかもしれませんが、具体的な証拠を得る手法が存在していなかった事によって、
この写真が問題なのか、それと地震活動と 間接的にでも 関係があるのか、は不明です。。

Re: 月輪

福島でも昨日の夜ずっと見えてました。
今の雲は南西からす何十物筋状の雲が流れてきてます

Re: 月輪

これは、太陽や月を中心に発生する内暈（ハロ）という気象光学現象であり、地震前兆とは無関係です。

発生原理など詳しくは以下URLの解説や写真集をご覧ください。

http:スラスラhomepage3.nifty.c●om/ueyama/sky2/sky.html#naiun

ネットで調べると、椋平虹などと称して、虹と地震前兆を結びつけるような説明が多数引っかかってきますが、いずれも、気象光学現象の存在を知らない人が勝手に言ってるだけですので、鵜呑みにしないで下さい。