東京都調布市10月 20日　午後4時35分ー5時15分頃 (-)

画像はありません.
観測記録のみです.

今日, タイトルにある場所・日時にて、
西の空に　西南方向から北東の方角に向かって, 低空にのびる帯状の地震雲と思われる雲を観測しました.

形状は南側から北側にかけて右回りにねじれが加わっており, 南側の部分に強いねじれが半回転以上かかっていました.

黒い雲で鱗状です.

移動方向は北東側で, 観測時には常に目視でわかる速度で動いているようにみられます.

観測開始時から15分ほどは形状は鱗状ではっきりしており, 長さは空の北から南までとぎれることなくみられましたが, 観測終了時に近づくと急に形を崩していきました.

※雨雲の可能性も示唆出来ます.
空全体に同じ様な形状の雲があり, それらはおそらく気象性の雲といえるものです.
特に台風20号を発生の元にしていると見られるものでした.
今回の雲もその一環か, もしくは大気中の湿度が生み出したものの可能性もありますが, 形状と周りの雲との関連から, 地震雲の発生メカニズムを思わせる, 地面下のエネルギーの空への放出が可能性としてあります.

今日は東京地方をはじめとして, 本州全域に赤紫色系の夕焼けがはっきりと見られるとおもいますが, これはおそらく大気中の湿度の影響で, このようなときは通常の雲のなかでも地震雲にみられるような形状の帯状や断層のような比較的はっきりとした境界をもつ雲が出来やすくなっています.
同じく地面下のエネルギーも大気中の水分から雲を形成しやすいと考えられますが, そのようなときは, 全天晴天の日にでる地震雲にくらべ, 予知に際して, 発生場所と規模の想定が難しくなります.

夕焼けの雲 が全国的に見られること, それの発生に台風の影響が示唆できることから, 海外での比較的大きな地震の可能性は低いといえます.
----------------------------

私が観測した雲は, その特徴から地震雲の可能性をある程度高く評価したわけですが,
この雲単独の予測として,>

・その形状と移動する速度・方角からいって, 群馬・茨城などの北関東から東北地方にかけて, 中規模からの地震がおきる可能性があるといえます.
* 日時は1,2日後の発生が最も可能性がありますが, もしくは7〜8日後の半月の日の可能性も考えられます.
(海外での発生はこのとおりではありません)