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今晩は。
長くなりますが、飛行機雲が高度6000m以上で発生するとのご意見について…
まず飛行機雲が発生するには『気温』と言う条件があります。
上空の気温は湿度のある時で地上から100m高くなるごとに、0.6度下がります。乾燥している時では100mで1度下がります。
飛行機雲は飛行機のエンジンが周囲の空気を吸い込んで、圧縮・燃焼させ、300〜600度となった排気ガスを出すとその中の水分が上空の冷気に急に冷やされ雲となって白く見えるのですが、300〜600度となった排気ガスが急に冷やされ雲になるには、マイナス40℃以上の冷気にふれないと白く残る事はなく、消えてしまいます。
今日の大阪の最高気温は27℃、最低気温が22℃。
これを踏まえて考えますと、今日の大阪では地上が最低気温の22℃の場合でも、上空10000mではマイナス38℃。
ショコラさんが仰っている10000m以上と言う言葉の裏には、年間通して季節による気温差に関わらないピンキリ表現が定着し高度5000m〜6000mで飛行機雲が発生すると言われていますが、地上の気温が高い時期には飛行機雲が発生する高度も上がるんです。
真冬のシベリア(シベリアではマイナス40℃でトラック雲が発生するそうですよ)や、真冬の北海道士別市なら高度0でも飛行機雲が発生する可能性は高いでしょうね。
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