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5/16から環水平アークが多発してます。
山形市
西方角
13:00
本日で3度目です
妙によく見られていますが, おそらくこういう光学現象が多発するのは今噴火しているアイスランドの火山の火山灰の、影響かと思いましたが
環水平アークに関しては違いますね.@
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上空の氷の結晶の方向がほぼそろったときに、この結晶で屈折した太陽光により見える現象
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が環水平アークの出現条件ですが, これは火山灰が空に舞っていたところで整うには難しすぎる条件です.
氷の結晶の”方向がほぼそろったとき”に、
方向がほぼそろったとき というのは地震活動によって発せられる電磁波が時折引き起こすような、というか電磁波の性質によって非常に引き起こされやすい状態ですね.
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ここで問題なのは, "アークの形"です.
アークの形はすなわち, ”空のその部分に方向がほぼそろった氷の結晶が存在する”ということを示しているので、その形自体がアークが電磁波由来なのか、ただの光学現象なのかを判断する重要な証拠なのです.
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しかし, 私としてはこの環水平アークの形状が電磁波由来のものなのかを判断する情報がありません.
そもそも氷の結晶の方向がそろうというのはどんな状況で発生するのでしょうか.
このような現象についての研究は行われているでしょうが, 私の推測ではおそらく長時間でなければ空の気象状況によって氷の結晶の方向が同一方向に向くということは十分起こりえることだと思います.
ただそのようなケースだと, アークが30分以上出現するような状況はかなり起こりにくいことだと思います.
気象条件自体が電磁波によって変化させられることもありますし, 実際電磁波があってもなくてもこのような現象の説明がつくようなところもありますので, 環水平アークの目撃写真だけでは出現原因を地震活動に限定することはできないでしょう.
環水平アークの観察情報です。
2008年 9回(内 4月1回 5月1回)
2009年 13回(内 4月1回 5月5回)
2010年5月23日現在、4月2回 5月2回
これは、日本国内のたった1地点で、1個人が観測し記録している情報です。
観測地点が増えれば、この数字は数倍になるかもしれません。
実際に、今月この方の観測日は、6日と9日になっています。つまりココの掲示板にupされたものを合わせるとどうなりますか?
光学現象は、そんなに珍しいものでも地震に直結するものでもありません。条件が揃えば観れる現象で、今まで注目していなかっただけです。
環水平アークが、日本のたった1地点で13回目撃された2009年に、国内で大地震はいくつあったでしょうか?
アークのようなもの自体が発生する条件は, 比較的まれだといえます.
なぜなら, 大気中の氷の粒が同方向を向くような状態がアークを遠くから十分に目撃できるほどの範囲で一瞬でない時間続くというのはまれであるように考えられるからです.
しかし, 実際にそれがどれだけまれであるかを計算するには, 環水平アークが発生する、つまり大気中に同方向を向いた氷の粒が出現するということがどれだけあり得ることなのかがわからなくてはなりません.
このような数値を正確に求める場合, 環水平アークが出現するような気象環境がそもそもどういう原理のものなのかを明らかにしなくてはならないでしょう.
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同地点で何回もこのようなまれな現象を観察できるような場合に注意しておかなくてはいけないのは, その場所がもともとその現象を発生させやすい環境なのではないかということです.
また、回数が多くみられたということと, 地震の回数についての同調がどれほどなのかの正確なデータがたとえあったとしても, それは証拠にはならないのです.
もしそれが地震に関連するということが正確に理解できれば, 地震の発生を予知することができるはずです.
地震雲学者の上出孝之氏は地震予知率が8割ほどですが, 氏がこの驚異的と言える予知率を実現させているのは数十年にわたり地震雲と地震の関係を考察し続けているからです.
そのような情報の考察とそれによって得られた理論によって説明できる雲(その他の現象も含む)と地震の関係から出てくるものこそ地震予知であるはずです.
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環水平アークの場合, 私としては電磁波の影響で変化した大気によって発生する場合もあるのではないかと考えていますが, しかしそれが事実として観測された後でもそれがどんなメカニズムで説明がつくのかということがなければ予知に結び付けることができないのです.
仮に環水平アークを地震予知の証拠として活用できるようになったのならば, 地震の発生場所や発生規模・発生時期、地下活動の性質などについての情報を推測できるようになるはずです.
そうなれば, そもそも「環水平アークが○回も観測されたから地震が多発する」などという考え方ではなく, 一つ一つの現象に対してそれを発生させた地下活動について考え, そこから地震の発生を予知するように考えられるようになるはずです.
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新しい説を唱えるには, 常にそれがいかにして正当なのか, あり得ることなのかを説明する必要があります.
そのためには絶対的な証拠が必要になるはずです.
環水平アークがどのように地震活動に結び付くのか、(もしくは地震予知にとってどんな活用ができるのか)という事には, その説を説明することができるメカニズムを必要とするはずです.
環水平アークをよく観察できる環境は貴重だと思います.(私としては環水平アークはやはりなんらかの形で確実に地震活動と関係していると考えていますので)
必要なのは環水平アークをいかに予知に結び付けるかです.
その貴重な環境でこれから発生するアークと, その後の地震活動との関連を地殻活動の現在の動きとともに考察してぜひ環水平アークを地震予知にとって重要で確実性の高い情報にしてください.
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